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 ■「サービス産業」の過大な「設備」が整理され縮小が始まる
 
 設備過剰が経営の負担になるのは「製造業」ばかりではない

 生産設備が過剰で経営を圧迫するという話は製造業で良く聞かれました。最近、サービス業でも「設備」(店舗の広さや設備)が過剰になってきていて、経営を圧迫しているのではないかと感じる事が多くなっています。

 例えば身近な例で言えば理容室や美容室。調髪用の台は沢山空いているので、空いているのかと思うと、順番待ちが多かったりします。人が居ないのです。サービススタッフがいないために、広いお店があってもお客さんを受け入れられないのです。最近、いくつかの店でそのような体験をしました。
 ホテル業界でもその兆候が出てきています。特に外注している製造部門で深刻な人手不足が進んでいます。需要があり、設備があってもサービスを提供できなくなっているホテルの実態がこれから徐々に表面化していくことでしょう。

 コンビニの24時間営業も徐々に縮小していく

 社会問題にもなったコンビニエンスストアの24時間営業も、人手不足でオーナーが悲鳴をあげ始めたことで、今後縮小が進むでしょう。
 
 サービズ業で、設備があって需要もあるのに事業が立ちゆかなくなるという事例がどこかで表面化すると、何とか持ちこたえて取り繕っているギャップが一斉に表面化してゆくでしょう。
 AIやロボット化でカバーできない領域があることはHISのロボット化された「変なホテル」の失敗で証明されています。

                                                (6月2日)








■地方都市の観光の現場で考えた~ペッパー君と在日外国人労働者のつかのまの休日

 木曽福島駅にいつの間にか居座ったペッパー君はちょっとピンボケ

 久しぶりに長野県の木曽福島駅にいってみると、いつの間にかペッパー君が居座って、しきりにこちらのほうに流し目をしてきます。位置を把握してそちらに視線をあわせているのですね。
 しきりに話しかけてきて、観光案内をしようとしてくれています。そしてタブレットに年齢や居住地など個人情報を入力することを求めてきます。ああ、これは「情報収集にも役立つ仕組みだと」企画書にかかれたありがちな仕掛けなんだなあと思います。ちなみに私はアンケートも仕事としていますが、この類の無人アンケートやSNSなどの属性記入欄に本当のことを入力したことは一度もありません。性別、年齢、居住地、好きなタレント等、すべて架空の設定で書き込みます。

 ペッパー君がおすすめしてくれた温泉地は露天風呂がすてきな日帰り温泉だということです。ただ冬季は温度調整の関係で露天風呂は実際には閉鎖されていましたが。さらに情報提供された1月1日はお休みでした。
 この手の細かい情報の修正・更新は人の手が介在しないと見当違いのものになります。その手のきめ細かい修正ができるかどうかで信頼度は大きくかわります。
 まわりのひとはみんな突っ込みをいれていたので、その程度のものという見方が一般的なのでしょうね。

 AIが何もかも解決してくれるというおめでたい人はテレビの中でAIの素晴らしさを語る。有名人だけだと思っています。

 冬の観光地でみたアジア系の女性達は

 冬の観光地で見かけたアジア系の女性達はどうもいわゆる観光客ではなさそうです。雪景色をエンジョイしていたのですが、おそらく近くの工場か何かで働いている労働者だと思います。
 「研修生」ではなく「労働者」が合法化されたので、今後益々増えるでしょうね。

 確かに、女工哀史的な「半奴隷労働」を強いられているケースもあるでしょうが、雇用者側も定着率をあげていくために、海外労働者への福利厚生も充実させていく必要があるでしょう。あらたな需要が生まれそうです。必死にお金を貯めて故郷に送金するというだけでない「生活」が生まれてきそうです。

 長崎県の観光データを読み込んでいてある年から外国人の宿泊者が大きく伸びていました。「大型客船の造船従事者の増減」が影響しているというコメントが腑に落ちました。

 さて2019年はどんな年になるでしょう。
 今こそ、キチンとしたデータの分析に基づいた羅針盤が必要な時代だと思います。
 今後ともよろしくご贔屓下さい。

                                             (1月6日)

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