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What's New2012年12月の更新
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株式会社ANALOG   場調査から戦略構築まで現場をサポートするマイクロシンクタンク 
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■CDショップの進化〜ライブ感にこだわったタワーレコード渋谷店

 カフェの新設とイベントスペースの増設〜リアルの物売りの場は”コト”が差別化のキーに

 一昔前は大型CDショップが商業施設のテナント誘致の時の目玉であった時代がありました。大阪のアメリカ村がメジャーになった原動力は1993年のビッグステップの開店ですが、それに先立つ1990年のタワーレコードの開店も大きな力になりました。

 音楽配信が普及してCDの売上が伸びないといわれています。レンタルで借りてすます人も多くなっています。音質も悪くないですしね。

 世界最大級の品揃えを持つ渋谷のタワーレコードが売場面積を増床し、5,115uの店舗として改装オープンしました。(11月23日)

 改装の目玉は2階の一等地に設置した「タワーレコードカフェ」隣接する「タワーブックス」の本を持ち込んで休憩することも出来ます。「たまり場」づくりが目的だそうです。

 各階にミニライブやイベントの開催が可能な空間を設置し、そのイベントをライブストリーミング番組で配信します。何も買わなくても、まず来てもらえる店づくりを行っています。週に何度も各フロアで演奏やトークイベントを開催するそうです。

 先日梅田で増床オープンした梅田阪急でも「コト」を重視した売場づくりが話題になっています。モノを揃えるだけではお客を呼べなくなっています。続けてイベントを起こしていくのは大変なのですが、何もしないと特にネットとの競争に埋没していくばかりです。

 大型店ばかりで無く、小さな個店でもネットとの競争、安売り店との競争に対して存在感を示すために、イベントやサービス機能を強化する動きが見られます。

 例えば、工房を併設した家具屋さんの事例がこれです・・
http://www.harmonichouse.com/ へのリンク


                                      (2012年12月28日)
■こんなに鉄道が暮らしに密着している都市は世界でも例外的?〜沿線文化の重要性

 海外に比べて高い鉄道シェア

 特に東京都市圏では交通分担率は3割が鉄道です。日本では東京でも京阪神でも沿線の街イメージが明確ですが、ニューヨークやロンドン、パリではどうでしょうか?地域のブロックとしては語られても、鉄道沿線としてまとめて語られることは無いような気がします。

 日本の、しかも都市部だけにしかない切り口なのでしょうか?郊外生活者が多く、しかも電車で通勤しているから生まれた文化なのでしょうね。

 鉄道会社の囲い込み

 乗降客数が伸びない中、各鉄道会社派は沿線顧客の日常生活の需要の囲い込み体制に入っています。JR大阪三越伊勢丹の不調は,JR西日本にも、三越、伊勢丹にも「沿線文化」という感覚がピンときていなかったからでしょうね。

 さて、今後電力の自由化が進むと、鉄道会社にも沿線へのエネルギー供給(小売り)というビジネスチャンスが生まれます。戦前には発電所も持っていましたし、送電網もありますから参入は比較的容易でしょう。

 スマートシティを沿線に拡げていければ面白いと思うのですが・・・。

                                                       (2012年12月26日)

図ー代表交通手段分担率(パーソントリップ調査)〜東京都市圏2008年、京阪神2010年

図ー交通手段分担率 海外都市

 (ニューヨーク2001年、ロンドン2007年、パリ2002年)


■梅田商業施設戦争〜第2章
 大阪百貨店戦争の終幕とあらたな商業施設間競争

 大阪百貨店戦争が「一応の終幕を向かえた」と報道しているのは「商業施設新聞」です。20日の当サイトの記事と合わせてみると、三越伊勢丹にとっては不吉な表現だといえます。

 店舗面積2万平米のJR大阪駅駅ビル「ルクア」の健闘はある意味、三越伊勢丹をステップボードにしたものですから、事業主のJR西日本としては今後トータルとしての収益の確保をはかれる体制に一刻も早くもっていくべきでしょう。現在ルクア370億円、JR大阪三越伊勢丹が240億円であわせて610億円です。

 この4月に開業する駅の北地区「うめきた先行開発地域グランフロント大阪ショップ&レストラン」は店舗面積4.4万平米で266店舗が集積します。売上げ目標は発表されていませんが年間500億円はくだらないとされています。動線から考えて一番影響を受けるのはJR大阪の駅ビルです。

 潜行して進むその他の動き

 現在、詳細は発表されていませんが、ヨドバシカメラ梅田店の北側の駐車場には商業施設開発の計画があります。2013年春には工事着工するといわれています。隣接する「うめきた先行開発地域グランフロント大阪ショップ&レストラン」との回遊を意識しています。

 又、当面は広場空間として活用される旧大阪中央郵便局の跡地には延べ21万7,000uのビル建築の予定があり、商業一説も4.8万平米整備されるようです。

 既存のディアモール大阪、ハービス、阪急三番街、ヘップファイブもこのままで終わるはずはないので、SCを中心とした第2幕の競争が始まります。

                                           (2012年12月25日)
■想定通りのJR大阪三越伊勢丹の専門店導入発表について

 JR大阪三越伊勢丹専門店導入?

 550億円の年間売上げ目標が240億円にとどまるJR大阪三越伊勢丹ですが、一部フロアをルクアの専門店にするという報道がなされています。好調なルクアでは売場を広げたいというテナントもあるようですね。

 これは当サイトでも予想していた展開です。小倉そごうの後を引き継いだ小倉伊勢丹が業績不振のために売場を縮小しやがて撤退した先例をみると、いずれ、売場は縮小され、撤退はないとしてもルクアの中のいちテナントになっていくのでしょうね。

 JR西日本、三越、伊勢丹とすばらしい人材が揃った企業が力をあわせても相乗効果があげられなかったようです。

 西武・そごうは大阪の市場に悪態をついて退場していきました。

 百貨店業態の衰退とからめて論じる報道もあります。百貨店の衰退論は今に始まった話ではありません。

 原因の多くは市場を読み切れず、ポジショニングを明らかに出来なかった戦略のミスです。きちんと総括して次に繋げてくださいね。

                                                 (2012年12月20日)

■通販市場の拡大とLOHACOの提供する価値について

 2012年国内通販市場7兆5,269億円

 富士経済の調査では国内通販市場は前年比8%増の7兆5,269億円だそうです。物販は6兆2,734億円と7.6%増。サービス・デジタルコンテンツは1兆2,535億円の9.9%増です。電子ブックが普及すればもっと伸びていく分野でしょう。

 アスクルが始めているLOHACO(消費者向けの日用品・食品宅配サービス)の当日・翌日配達エリアが関西6府県にも拡大されています。午前10時までに注文すると当日の夜に配達されます。配達料は1,900円以上は無料です.スーパーなどでも配達サービスを始めている店は増えていますが、食品のみとか配達料は必要だとか地域指定などの制約が多く、高齢者は利用していますが、使い勝手は今ひとつです。
 また通常の通販は配達までの時間がかかったり、品目毎に配送料がかかったりしてストレスが少なくありません。

 オフィスの事務用品でアスクルのサービスに慣れてしまうと、「2〜3日中に発送」というサービスは遅く感じてしまいます。

 生活必需品の買い物はを簡単に済ませられるのであれば若い層の利用も増えるでしょう。2013年の5月までの半年間で180億円の目標より早く普及する可能性が高いでしょう。アマゾンに勝てるでしょうか?

 既存のスーパーや地域のSCの売上に大きな影響を与える動きです。超低価格か、生鮮・惣菜などの強みに特化しないと生き残りが厳しくなるでしょう。


 スーパーや個別のお店の立場で宅配を考えると、コストアップになってとうてい無理ですが、このようにシステムが整備されると全体で採算が取れるようになっているので、個店では太刀打ちできません。
 GMSが影響を受けるでしょうね。


                                       (2012年12月18日)
■来年開業する注目施設〜神戸、姫路、梅田

 神戸ハーバーランド商業施設は2013年春グランドオープン

 
旧神戸阪急、ダイエーなどが入居していたダイヤニッセイビルとモザイクは来年春「ウミエ」として生まれ変わります。イオンモールが一体的な施設として運営するモノで、とりあえずネーミングが先行して発表されました。どんな形で構築されるのかまだ未公表ですが、この地域の活性化はミナト神戸の再生に関わる大事な要素です。

 直接関係ないですが阪急電車の「三宮」に「神戸」の名称を入れるとか言う話がでています。京阪神の人間には今更ですが、「三宮」を知らない他県から、もっと広くから人を呼びたいという動きの一環なのでしょうね。


 姫路駅ビル「ピオレ姫路」には東急ハンズが出店


 2012\3年のグルデンウィークには姫路駅ビルが開業します。高架化に伴い先行して開発された高架下の商業施設「プリエ姫路」も「ピオレ姫路」と一体となって運営され名称も変わります。
 新駅ビルは核店舗に「東急ハンズ」が出店し全体で13,000uの売場面積になります。20〜30代の女性を中心に男性やファミリー層など幅広いターゲッを設定し、播州地域で最も高感度なお店を目指しているそうです。

 改装工事中の姫路城がよく見えるロケーションです。新しい街のシンボルになるでしょう。姫路の地元商店街は比較的頑張っている方ですし、地元百貨店の「ヤマトヤシキ」「山陽百貨店」もまだまだ存続しています。

 自動車商圏の街ともいわれていますが、連係して中心市街地を盛り上げていって下さいね。

 うめきた先行開発地域グランフロント大阪ショップ%レストランは4下旬開業

 A部ブロック3u、Bブロック1.4万uの巨大な商業集積が4月下旬に誕生します。30〜40代の男女がメインターゲットで「ライフスタイル編集の達人」をイメージされているようです。テナントは1月に発表されます。

 今までの梅田に無い、ゆっくりとお散歩のできる商業ゾーンらしいですから、梅田の楽しみ方が又一つ増えるようです。

 夏には阿倍野の近鉄百貨店あべのハルカスタワー館が先行開業します。

 大阪、関西がどのように変わっていくのか楽しみな1年ですね。

                                              (2012年12月14日)
 
■利用者の視点から見たお店の個性〜梅田4店の比較

 人に頼まれた品物探して梅田4店を回りました。「手帖」なのですが。

 阪神百貨店では在庫の有無を訪ねても、店頭に無ければありません・・・とそこで終わり。食料品売場以外は基本的に覇気がありません。
 
 阪急百貨店は売場の後ろに偉そうな人が複数立っていて店頭のスタッフを監視していますが、在庫整理忙しそうなスタッフにはモノを訪ねることを拒む雰囲気がありました。増床オープン時のバター売場でも感じましたが、この店は接客に関係ない偉い人が目立ちます。(社員では無くお取引先なのかもしれませんが)

 JR大阪三越伊勢丹は、歳末の夕方だというのにお客さん数が少なすぎて、もし自分がここの店長だったらいてもたってもいられないでしょうね。それでも頑張るのは伊勢丹のプライドでしょうね。(でも羊羹は関西人には受けないのですよ。あれだけ言っているのにまた羊羹セールをやりましたね)

 他に無い商品も揃っていて、食料品売場も決して高くなくていい品物が揃っているのに、ここまでくると、この静かな空間が不思議で貴重です。

 手帖は梅田大丸の東急ハンズが最も対応が良かったです。在庫を調べて、メーカーに問い合わせて取り寄せの手配までしてくれました。流石に「ハンズ」です。
 梅田大丸自体も、エスカレーター回りの各階にワゴンで出店している「期間限定ショップ」の印象は良好です。百貨店としてのクォリティが一番コトロールされているのは梅田大丸なのだと思います。

 阪急は規模をコントロールするオペレーションノウハウがまだ確立できていないのだと思います。新しい実験を行っているのである意味当然かも知れませんが。

 三越伊勢丹は、何らかの大きな方針転換をするのなら早く方向性を示してやらないと、現場スタッフが腐ります。

 阪神は食料品を建て直して自信を取りもどし、たたかう姿勢を示さないと、お取引先も逃げていきますよ。

                                             (2012年12月11日)
■中之島西部エリアの活性化〜牽引車の見えない地域開発

 「中之島西部エリア活性化に向けた提言」
 〜企業参加を「促す環境をつくり 他には無い魅力作りを〜大阪商工会議所

 中之島の西端は大阪府中央卸売市場に面していて、かつては大阪市役所や大阪府庁があった場所です。川口の旧居留地も近く、大阪の近代化の玄関口であった地域です。

 大阪商工会議所が10月22日に「企業参画を促す環境作りの必要性や活性化策」についての提言を発表しています。

 活性化のポイントは

1.人や企業を引きつけるモノ・コト他には無いシンボル作り
 ・食のブランドを活かしたエリアの核となる拠点作り
   中央卸売市場やざこばの朝市の活用のようですが、具体的な内容については触れられていません
 ・商業だけで無い複合的な魅力作りと時流に合わせて変化する工夫
   デユーティフリーショップ、ホテル、ボートホテル、水上住宅?のことでであるようです
 ・大阪初の海の舟と川の舟の乗り継ぎが出来る拠点的なマリーナづくり
   関空アクセスから都心への観光船の乗り継ぎだそうです
 ・橋のデザインをシンボル的に・・・

2.利用者の目線でつなぐ戦略的な水辺と街のネットワーク強化
 ・東西の動線の連係強化(公共交通、自転車ネットワークなど)
 ・水辺へのアクセス
 ・まちあるきツアー
3.エンドユーザーに響くデリバリーの工夫(情報発信)

企業参画を促す環境作り
 ・公共投資
 ・企業提案による水面専有スキーム。水辺施設の実現
 ・行政と民間での敬作策定プロセスの共有

というプレスリリースが発表されています。

 大阪市や大阪府といった行政も大きな投資が出来ませんし、中之島地区の最大の企業である関西電力も、しばらくはあまり表立って動かないでしょう。今、大きなプロジェクトが動く時期ではありません。

 もっと若い人や住民を巻き込んで地道な活動の積み重ねからスタートしてはいかがでしょうか?

 近くの西区ではマンションが増えて、ファミリー層やペットが増えています。地元民のニーズをすくい上げていくではどうでしょうね。いきなり「デューティフリーショッパーズ」というのは初見の私たちにはわかりにくい提案です。何でDFSが提案されているのか?発表されていない議論の経緯が気になります。

                                                (2012年12月10日)
■阪急梅田本店増床で割を食った阪神の逆襲の策はあるのか?

 阪神一人負け

 大阪地区の11月の百貨店の売上げは、気温の低下による冬物衣料の伸びの他、阪急梅田本店の増床効果による賑わいの活性化によりほとんどの百貨店が売上を伸ばしている。JR大駅のエキマルシェの開業も大丸梅田店、JR大阪三越伊勢丹にとってはプラスになっています。

 大丸心斎橋店の落ち込みは中国人観光客の減少によるものと思われますが、一人負け状態なのは阪神梅田本店です、他店は阪急に対抗したイベントを打ち出していましたが、阪神では「たこ焼きの増量」で回遊性を高めようとしていた程度の対策しか取れませんでした。
 以前にも指摘しましたが、差別化のために育ててきたテナントがごっそり阪急に抜かれたのが傷手でしょう。かつては「日本一の食料品売場」を自称していたのですが、精彩がありません。お互いに競争して切磋琢磨してこそ大阪の百貨店ならでの食料品の魅力が生まれていたのですが・・・何か遠慮があるのでしょうね。(植民地化されてしまったということでしょうか)

 阪急梅田本店上層階は開店時の賑わいが一段落してきました。食料品売場の競争を活発化させることでお客様を呼び込む必要があります。

 阪神逆転のポイント

 阪急の食料品売場のウィークポイントは、3つあります。
ひとつは生鮮三品が決して強くないこと。新しくなり広くなっても「独自の強み」のある売場ではありません。ふたつめはテナントが幕の内弁当のように小さく沢山集まっていること。色々なブランドが揃えられていますが、八方美人になりすぎて品揃えに奥行きがありません。そして、イートインなどの食事の試食が出来る空間が少ないことです。
 いつも思うのですが、この企業はあまり食べることは好きでは無いのだと感じられます。坪効率の管理とかテナントへの交渉力などのビジネススキルは高いのだろうと推測します・・・・・それもまあ企業の個性なのでしょう。

 ということで最も人の流れが多いこのポイントでの阪神食料品売場逆転のポイントはこの阪急のウィークポイントを突くことです。テナントと一体となったスイーツの開発など手間暇をかけたしかけの積み重ねと、将来に向けたシニア対応などやれることは沢山あります。阪急百貨店は棲み分けとかを意識していないのですから、グループであっても本気で「競争」すべきでしょう。それが、お互いの魅力アップにもつながります。

                                           (2012年12月10日)
図ー2012年 11月の売上対前年比


(阪急梅田本店増床は10月25日に8割、残りの2割を11月21日に開業)
■作業フロー公開A〜新事業開発の作業計画書

 新規事業開発時の外部チームの作業フローです。課題整理から意思決定までの必要手順を示しています。

 事業開発作業フロー.html へのリンク

                                              (2012年12月05日)
■作業フロー公開@〜百貨店郊外店分析

 様々な事情があって、プロポーザルが中断したり、成果物への支払いを踏み倒されてお蔵入りになったレポートがあります。

 当社の業務の内容については全ての業務が守秘義務の中にあるので、お話は出来ません。それでも仕事の内容を知っておいただきたいと思いますので、順次公開していこうと思います。
 もちろん、委託を受けた作業や、施主からデータ提供を受けた物は絶対に非公開でです。

 初回は阪急阪神の郊外店の立地分析です。阪急阪神関係社からの依頼では無く、そこに売り込みたかった某所からの依頼でした。費用の踏み倒しがあったとしても阪急阪さんには全く無関係です。

 事例はきちんとしたエリアマーケティンを行う前の簡単な整理のシートの事例です。

 地域特性.html へのリンク

                                               (2012年12月03日)
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